ボトックスビスタとは
ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出したたんぱく質で、筋肉の動きを弱める作用があり、以前から眼科や神経内科の領域で、眼瞼・顔面痙攣などの治療に用いられていました。神経を麻痺させる作用がありますので、筋肉の動きを司る神経に注射することで、筋肉の動きを弱める作用が現れます。そのため、額や眉間、目尻、唇の周囲などの「表情じわ」に対して効果を発揮します。
当院では厚生労働省承認のボトックスビスタを使用しています。
ボトックスビスタの特徴
唯一の承認品
眉間の表情じわに対する治療薬として、厚生労働省により薬事承認された唯一のA型ボツリヌス毒素製剤です。
独自性
A型ボツリヌス毒素製剤は科学的に合成されるものではないため、その特性は各製剤で異なり、製剤間の互換性はありません。
正確性
周辺筋肉への過度な浸潤を防ぎ、正確な効果を実現します。
予測可能
国内外のさまざまな臨床試験において、ボトックスビスタの効果とその持続性が確認されています。
高い患者満足度
治療後30日目の患者満足度は95%、120日目では86%でした。
安全性について
米国では、FDA(アメリカ食品医薬品局 / 日本の厚生労働省にあたる)に承認されており、イギリス、ドイツ、フランスなど、世界60ヵ国以上でも承認されている非常に安全性・信頼性が高い薬剤です。日本においても、「眼瞼痙攣」、などの治療薬として厚生労働省に承認されています。
2009年1月には「65歳未満の成人における眉間の表情皺」に対して、「ボトックスビスタ」が国内で唯一厚生労働省承認されました。
ALLERGEN(アラガン)社製のボトックスビスタ®は、厳しい管理の下、無菌状態で製造・保管されているため、安全性・信頼性が高く、安定した治療効果が得られます。
※当院では、Allergan(アラガン)社製のボトックスビスタ®を使用しています。
適応症状
表情じわ治療
額の横じわ
眉間の縦じわ
目尻のしわ
鼻の横じわ(バニーライン)
下顎のしわ など
多汗症治療(発汗抑制効果)
ワキ
頭
小顔治療
咬筋の肥大改善(えらの張り/フェイスラインを細くすっきり)
治療の流れ
- カウンセリング
- 注入部位の決定
- 洗顔or拭き取り
- 麻酔クリームの塗布
- ボトックス注入
アフターケア・注意事項
アレルギーテストは不要ですので、誰でも気軽に受けることができます。日常生活にもほとんど支障はなく、当日から洗顔・入浴も可能です。一度に大量の注入は、効果が出すぎたり、違和感を伴いますので2回に分けて行うことをおすすめします。また、内出血を伴う可能性がありますので、イベントなど大事な場面の1週間前には避けられることをおすすめ致します。